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静かな祈りが降りるとき

天からの恵みという言葉を、これほどまっすぐに信じたくなる朝があるのだと知りました。

白く覆われた境内は、いつもより音が少なく、
世界そのものが息をひそめているようです。

雪は清潔で、高貴で、厳かで、
触れればすぐに溶けてしまうくせに、
降り積もると景色の輪郭をすべて変えてしまう。

後から後から、静かに降りてくる雪たち。
ひとつひとつが小さな祈りのようで、
ただ落ちてくるだけなのに、心を正しい場所へ戻してくれる気がします。

慣れぬ大雪は、人々の暮らしに支障をもたらすものだと重々承知しながらも、
それでも、ほんのひとときだけは、
その美しさだけに心を奪われていたい。

白の中に立ち尽くし、
言葉にならないものを胸に抱えたまま、
そっと祈りを捧げています。

雪が降るあいだ、世界は少しだけ浄められて、
わたしたちもまた、少しだけ静かになれるのかもしれません。

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