小さな贈り物

花結びをきっかけに、神社には花や苗、タネが、まるで小さな贈り物のように届くようになった。
プランターには、ゲイトウ、ヒマワリ、センニチコウ、インパチェンス。
境内には挿し木のアジサイが、静かに根を張っている。
朝と夕方、近所の人たちがやってきて、たっぷりと水をあげる。
日が傾く光の中で、花の葉先から雫がこぼれ落ちる瞬間が、なんとも愛おしい。
ゴーヤが実をつければ、見つけた人がそのまま収穫していく。
早い者勝ちという、小さな遊びのようなやり取りもまた、この場所らしい。
ここは、地域の人と共に息づくお宮。
憩いの場であり、心を置く場所であり続けたいと思う。