笛の音、太鼓の調べ、そして夏の祈り

今日は、熱海の夏祭りの日。
今宮神社のある西部地域からも、山車コンクールに参加する町内や、神輿を担ぐ団体のかけ声が響きます。笛、太鼓、鐘の音が、街のあちこちから、まるで潮騒のようにこだましてくる。
古の時代に比べて、娯楽や楽しみはずいぶん多様になったけれど、それでもやっぱり「祭り」は特別です。
老いも若きも、子どもも大人も、胸の奥に灯る「わくわく」を分かち合う。
それはたぶん、日常から少しだけはみ出した「ハレ」の瞬間。
何かを忘れて、何かを思い出して、ただただ心が弾む。
こんなふうに、みんなで笑いながら祭りを楽しめる日が、これからもずっと続きますように。
太鼓のリズムに合わせて、静かに、でもしっかりと、願いを胸に打ち鳴らしました。